メガバンクに約30年間どっぷりつかった、
経営財務コンサルタントの宮川大輝です。
前回に引続き今回も、『債務者格付』について
お伝えしたいと思います。
前回、債務者格付は
決算書の財務データから出す『定量評価』と、
銀行マンが判断する『定性評価』とで
成り立っていることをお話しました。
今回は、『定量評価』と『定性評価』を
さらに深堀りしていきたいと思います。
まずは、『定量評価』からです。
『定量評価』は、財務データで
自動算出されるため
銀行マンが手を加える余地はない旨
前回お話ししました。
それでは、『定量評価』を良くするために
財務面でどのようなことに注力すれば
良いのでしょうか。
その答えは大きく2つです。
一つ目は、貸借対照表で
自己資本比率を上げること。
すなわち企業体力を増強することです。
そして二つ目は、損益計算書で
各利益率を上げること。
すなわち収益力を高めることです。
言われてみれば当然のこと、
と思われるでしょう。
企業体力が相応あり、
毎年高い収益を計上できる企業は
融資返済に懸念などなく
信用力は高いと言えるからです。
ここで、ご注意頂きたいのは
企業体力=毎年の収益の積み重ね
ということです。
すなわち、行き着くところ
長年高い収益を計上し続けた企業が
高い『定量評価』を、そして最終的に
高い債務者格付を獲得できると
と言えるのです。
次に、『定性評価』です。
『定性評価』は、日頃銀行マンがお客様と
接触した際に気づいた点を評価していきます。
例えば、社長の経営手腕が良いか悪いか、
とりまく業界環境が厳しいか否か、
取引他行とうまく取引できているか否か、
など財務データでは評価できない部分を
評価していきます。
そして、財務データで算出した
『定量評価』に『定性評価』を勘案し、
最終的な債務者格付を算出するのです。
ここで債務者格付のキーワードを
お話しします。
それは、『客観性』です。
すなわち、100人が評価すれば
100人とも同じ格付結果になる
必要があるのです。
そのため、特に『定性評価』には
客観的根拠が必ず必要になります。
何故なら、債務者格付が銀行融資を始め
様々な銀行取引のベースになるからです。
ですから、銀行マンも債務者格付は
プライドをもって、納得がいくまで、
時間をかけつつ算出していくのです。
銀行融資が無くなっても、
銀行マンが決算書や試算表の提出を
依頼してくるのはこのためです。
日頃から、取引先を訪問し
業況の変化などを肌身で感じていく。
そして、決算書や試算表あるいは
事業計画書の数値との違和感を
実感で感じようとしているのです。
ですから、銀行マンの依頼は
嫌がらず可能な範囲で対応して下さい。
それが必ずあなたのためになるはずですから!
最後に、債務者格付の改善により
銀行融資の成功率は上がります。
これからは、債務者格付を
頭の片隅において
銀行と付き合ってみて下さい。
そこに新たな変化があるかもしれません。
何か悩まれたら、何なりとご相談ください。
それでは、また。
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